居宅介護と重度訪問介護

✰居宅介護　　　　…身体介護、生活（家事）援助、通院の介助

✰重度訪問介護　　…重度の障害者で常に介護が必要な方に、身体介護や家事援助などの必要な支援をする

◆ 居宅介護（障害福祉サービス）

訪問介護員が自宅を訪問して、入浴、排せつ、食事等の介護、調理、洗濯、掃除等の家事、生活等に関する相談・助言など、生活全般にわたる援助を行う。

居宅介護においては、病院等への通院のための移動、手続き等の援助を行う。

【対象者】

障害福祉：障害支援区分１以上（障害児はこれに相当する心身の状態）

※通院等介助（身体介護伴う）を算定する場合は、障害支援区分２以上

◆ 重度訪問介護（障害福祉サービス）

訪問介護員が自宅を訪問して、重度の肢体不自由・知的障害・精神障害等があり、常に介護を必要とする方に対して、入浴、排せつ、食事等の介護、調理、洗濯、掃除等の家事、生活等に関する相談・助言など、生活全般にわたる援助、外出時における移動中の介護を総合的に行う。

【対象者】

障害支援区分４～６の方で、次の(1)・(2)のいずれかに該当する者

（１）次の①②のいずれにも該当する

　　　① 二肢以上に麻痺等がある

　　　② 障害支援区分の認定調査項目のうち「歩行」「移乗」「排尿」「排便」のいずれも「支援が不

要」以外と認定されている

（２）障害支援区分の認定調査項目のうち、行動関連項目等（12項目）の合計点数が10点以上

【加算対象者】

 8.5%加算対象者（障害支援区分６の者）

 15%加算対象者（重度障害者包括支援加算対象者）

（１）四肢すべてに麻痺等があり、寝たきり状態にある障害者のうち、次のいずれかに該当する

　　　① 人工呼吸器による呼吸管理を行っている身体障害者

　　　　　（筋ジストロフィー・脊椎損傷・ＡＬＳ・遷延性意識障害 等）

　　　② 最重度知的障害者（重症心身障害者等）

（２）障害支援区分の認定調査項目のうち行動関連項目等（12項目）の合計点数が10点以上