Trilogy 勉強会 まとめ③ 略語とアラーム
略語とアラームについてです。
【略語】それぞれ以下の意味となります。
圧力・・・現在の圧力を表示しています
RR・・・実際に行った呼吸回数
Vtl・・・一回の換気量
PIP・・・一番高い気道内圧の値
MAP・・・平均した気道内圧の値
I:E比・・・吸うと吐くの比率
FiO2・・・酸素濃度
最大フロー・・・空気の送る速さ
分時換気量・・・一分間の換気量
【アラームについて】
アラームには次の二種類があります。
「中」レベルアラーム:できるだけ早く対処する必要があります。(黄色)
「高」レベルアラーム:直ちに対処する必要があります。(赤色)
《例》
『気道内圧が高い時』
どこかがつまっていることが考えられます。痰が絡んでいたり、回路が屈曲していたり、呼吸が合っていない、などが考えられます。
※呼気圧上限(黄色)のアラームが鳴ります。数回続くと、赤色のアラームへ変わります。
『気道内圧が低い時』
どこか空気が漏れていることが考えられます。どこか外れていたり、カフの空気が少なくなっていたりなど、空気がきちんと送られていないことが考えられます。
※呼気圧下限(赤色)のアラームが鳴ります。
アラームが鳴ったら
ご利用者様の状態確認や回路を速やかに確認を行ってください。
『呼気圧上限アラーム(高圧アラーム)』
痰などが詰まり気道が閉塞状態になってませんか?
回路がベッド柵などに挟まれていませんか?
痰などのバッキングなどでアラームが鳴ったりしていませんか?
『呼気圧下限アラーム(低圧アラーム)』
回路接続部が外れたり緩んだりしていませんか?
ウォータートラップがきちんとしまってますか?ずれてませんか?
回路に破損や漏れがありませんか?
カフはどうですか?漏れたり、カフ圧は大丈夫ですか?
上限アラームは閉塞・下限アラームは漏れが主な原因です。慌てずに確認をしてください。
また、下限アラームが鳴り、リーク(漏れ)がないか呼吸器を確認する場合には、本体からたどっていくとよいそうです。
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